Friday, September 9, 2016

特別編 - きっついトレイルレース(富士山5合目から8合目まで)

Mountain San Antonio は通称Mt Baldy(禿山)と呼ばれ、ロスアンジェルス一帯では一番高い山です。そこの標高約1800mにあるスキーリフト乗り場から約3000mの山頂まで走るというクレイジーなレースに参加してきました。大体、富士山の5合目から8合目ぐらいの高さです。

毎年Labor Dayというアメリカの祝日に行われるこのレース。1965年に始まって、今年で51年目ということですから、かなり歴史のあるレースです。今年は男女合わせて475人が参加しました。大会のホームページはここです。→ http://run2top.wpengine.com/

ゴールは山頂までなので、レース自体は登りの片道コースなのですが、言うまでもありませんが、下りも自力で下山しなくてはいけません。片道の距離は7.1マイル、11.4キロだそうなので、実際には22.8キロ、丁度ハーフマラソンと同じぐらいの距離です。

コースは険しい山道の連続で、トレイルランとは呼ばれていても、殆どの参加者は半分以上をあえぎあえぎ歩くことになります。私自身もその一人で、完走タイムは2時間15分。参加者全体の真ん中から少し後ろの方です。優勝ランナーは1時間5分ですので、こうした人達は大部分を走りきっているのでしょう。



なぜ私がこんなレースに出たかと言いますと、四万十川100キロの対策の為です。ご存知の通り(ご存知ではないかもしれませんが)、四万十川100キロには最初の20キロに難関の登りがあります。コース高低図を見ると、10キロ付近から20キロ付近までの10キロで約500m登り、そこから30キロ付近までの10キロでまた約500m下ります。それ以降の70キロはゴールまでずっと平坦かやや下りです。

四万十川100キロコース高低図(大会ホームページより):



従いまして、最初にある約20キロ、高低差500mの峠を克服した後で、いかに脚と体力を死なずにおいていられるかが勝負の分かれ目だと思っています。

今回のレースは距離はそれとほぼ同じ約20キロで、高低差は約2.5倍の1200mあります。これを走った後で元気だったら、本番の四万十川100キロでも元気だろうってのが狙いでした。ですので、山頂でゴールして完走メダルをかけてもらった後も、水をごくごく飲んで、すぐに下りを走り始めて、そのままスタート地点まで駆け下りました。


下り坂を走る鍛錬も兼ねてと考えていましたので、かなりスピードを維持したまま走り終えたのですが、脚は思った以上に元気でした。当日も翌日も筋肉痛は出ませんでした。これはかなりの自信になりました。勿論、本番ではそこから70キロ残っているわけですが、脚さえ潰れていなければ、後は根性で乗り切れるのではないかって思うのですが、どうでしょうか。


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